フォトウェディングのみ行う場合の注意点は?メリット・デメリットも解説
「ウェディングドレスは着たいけれど、あまり費用をかけたくない」 「挙式をしなくてもチャペルで写真って撮れるの?」 このような悩みや疑問をお持ちの方は多くいらっしゃいます。 昔は教会や神前での挙式のあとに披露宴を行う、といった流れがスタンダードでしたが、昨今の結婚式にはさまざまなスタイルがあります。 そのなかでも人気が上昇しているのが、写真撮影を結婚式の代わりにする「フォトウェディング」です。 本記事ではフォトウェディングの概要やメリット・デメリット、注意点などを解説し。 どんな結婚式にするか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
フォトウェディングとは
挙式や披露宴の代わりに「写真撮影」を結婚の記念として行うことを「フォトウェディング」と呼びます。 「フォト婚」や「写真だけの結婚式」と表現することもあり、好きな衣装を着て写真を撮ること自体をエンターテインメントのひとつとして楽しむ方法です。 基本的には新郎新婦の撮影がメインですが、親族を招いて一緒に写真を撮ったり、ペットが同伴できたりするプランもあります。 また海や公園など屋外での撮影ができる場合もあるので、海外ウェディングのような自然な雰囲気の写真に仕上げることも可能です。 「挙式や披露宴は不要だけど、思い出になる写真だけ残したい」という方にはフォトウェディングがおすすめです。 フォトウェディングのなかでも、以下のような組み合わせのプランがあります。
【プラン】
- フォトウェディングのみ
- フォトウェディング+パーティーの組み合わせ
- 写真撮影(前撮り)のあとに挙式・披露宴を行う
どのようなプランで行うかは新郎新婦の自由なので、予算や状況に応じて無理のない範囲で選択しましょう。
【関連記事】
フォトウェディングとは|押さえておきたいメリット・デメリット
フォトウェディングのみを行うメリット
フォトウェディングのみを行う場合のメリットは、主に以下の3点です。
【メリット】
- 費用を抑えられる
- 準備の手間が少ない
- ゲストに気をつかわない
費用を抑えられる
フォトウェディングの最大のメリットは結婚にかかる費用が抑えられることです。 結婚式(挙式・披露宴)にかかる総額平均は約303.8万円となっており、非常に大きな金額であることがわかります。参照:ゼクシィ 結婚トレンド調査2022調べ 一方、フォトウェディングにかかる費用の相場は20~25万円程度となっており、結婚式をあげる場合に比べてリーズナブルです。 予算に余裕がない場合や、新婚旅行や新居などほかのことにお金を使いたい場合には、手軽に行えるフォトウェディングが最適です。
【関連記事】
フォトウェディングの費用はいくらかかる?気になる内訳を徹底解剖
準備の手間が少ない
結婚式を行う場合、新郎新婦はさまざまな準備をしなくてはなりません。 料理や装飾の選定や招待客への連絡、プランナーとの打合せなど、やることが非常に多いため準備期間が3~6か月以上かかるケースも少なくありません。 フォトウェディングの場合は、衣装やシチュエーションをフォトグラファーと打合せするだけなので、比較的簡単に依頼できるでしょう。
ゲストに気をつかわない
フォトウェディングは基本的に新郎新婦だけで行うため、自分たちがしたいことを自由に表現できます。 挙式や披露宴にも大きな魅力はありますが、多くのゲストに楽しんでもらう工夫をあれこれと考えるのは一苦労です。 また遠方から招待客を呼ぶ場合、ゲストにとっても移動が負担となってしまうケースもあります。 これまでの慣習にとらわれずに、自分たちや周囲の状況にあわせた結婚式の形を選択していくとよいでしょう。
フォトウェディングのみを行うデメリット
フォトウェディングのみを行う場合のデメリットは、主に以下の3点です。
【デメリット】
- 天候の影響を受ける
- ゲストに晴れ姿を見せられない
- 新郎以外との写真が残らない
天候の影響を受ける
フォトウェディングでは、海や森林をバックにしたロケーションフォトが人気ですが、屋外で撮影する場合の懸念点は天気に左右される点です。 予約日が雨だった場合、屋外での撮影を諦めるか、別の日に延期するしかありません。 フォトウェディングを依頼する場合は、雨天時の対応についてあらかじめ確認しておくことが重要です。 延期の場合はフォトグラファーと新郎新婦のスケジュールを再度調整しなくてはならないため、当初の予定日より大幅に遅くなってしまう可能性もあります。
ゲストに晴れ姿を見せられない
フォトウェディングのみで結婚式を済ませる場合、ドレスを着た姿を親族やゲストに直接見せることができません。 もし、晴れ姿を見せたい人が多くいる場合は、フォトウェディングとは別にパーティーを開くのもよいでしょう。 気軽に参加できるパーティーであれば、新郎新婦もゲストも、金銭的・時間的な負担は少なく開催できます。
新郎以外との写真が残らない
フォトウェディングのみを行う場合のデメリットは、ゲストと一緒に写真が撮れない点です。 結婚式は参列してくださったゲストとの交流を楽しむ日でもあります。 披露宴や二次会などで親族や友人と撮影する写真も、よい思い出のひとつになるでしょう。 このような思い出の写真をどうしても撮影したい場合は、挙式や披露宴の開催を検討してみてください。
フォトウェディングを充実させるためのポイント
フォトウェディングを依頼する際には、以下のポイントをチェックしておきましょう。
【ポイント】
- ゲストと写真撮影できるプランを選ぶ
- ペットと写真撮影できるプランを選ぶ
- チャペルで写真撮影する
- 会食つきのプランを選ぶ
撮影したい写真を明確にしておくことで、イメージに近いフォトウェディングに仕上がります。
ゲストと写真撮影できるプランを選ぶ
フォトウェディングは新郎新婦のみで行うケースが多いですが、プランによってはゲストを招待することも可能です。 呼びたいゲストの人数や、どういったロケーションで撮影したいかを決めてフォトグラファーへ相談してみましょう。 人数や場所によって料金体系が変わるので、事前に詳しく打合せしておくことが大切です。 また友人が写真撮影への参加を遠慮するケースもあるため、ごく親しい関係の人だけにお願いするほうがよいかもしれません。
ペットと写真撮影できるプランを選ぶ
フォトウェディングでは愛犬や愛猫などのペットと一緒に撮影できるプランもあります。 挙式や披露宴会場には同伴できないことが多いですが、フォトウェディングなら一緒にイベントを楽しめます。 ペットと一緒にチャペルに入れたり、抱っこして撮影したりすることもできるので、思い出に残る写真が撮れるでしょう。 ペットと一緒に撮影する場合は、動物たちに負担のかからないよう短時間で済ませることが重要です。
チャペルで写真撮影する
結婚式らしい写真撮影に欠かせないのはチャペルでのショットです。 教会の厳かな雰囲気は普段味わえるものではないので、ぜひ撮影しておくとよいでしょう。 チャペルでの撮影が予約できれば、挙式自体を行わなくても「挙式を行っている風」の写真が撮れます。 実際の挙式では緊張して硬い表情になってしまう人もいるかもしれませんが、フォトウェディングなら落ち着いて撮影できる点がメリットです。
会食つきのプランを選ぶ
フォトウェディングとあわせて、会食ができる撮影プランもあります。 会食は、フォトウェディングの撮影日と同じでもよいですし、別日に設定することも可能です。 撮影したドレスや衣装姿を見せたい場合は、当日に一緒に行うとよいでしょう。
フォトウェディングのみを行う際の注意点
フォトウェディングのみを行う場合は、以下の点に注意しておきましょう。
【注意点】
- プラン内容を確認する
- 仕上がりをすり合わせる(ヘアメイクなど)
- 格安プランに気をつける
- 衣装の持ち込みが可能か確認する
プラン内容を確認する
フォトウェディングのプランは依頼する会社やフォトグラファーによって異なるため、内容や規約を詳しく確認しておくことが大切です。 撮影は、フォトスタジオや結婚式場に依頼するケースが多いですが、フリーランスのウェディングプランナーが直接依頼をうけていることもあります。 ホームページや過去の実績などを見て、好みの写真を撮ってくれそうな会社に依頼するとよいでしょう。
仕上がりをすり合わせる(ヘアメイクなど)
自由度の高いフォトウェディングでは、ご自身の好きなヘアメイクさんに直接依頼することも可能です。 自分のなりたいイメージに近づけるためには、要望を明確に伝えることが重要です。 参考になる画像をいくつかピックアップして、仕上がりのイメージをヘアメイク担当者とすり合わせておきましょう。
格安プランに気をつける
できるだけローコストでフォトウェディングをしたいと考える方は多くいらっしゃいますが、あまりにも安すぎるプランには注意が必要です。 フォトウェディングを行うためには、衣装やヘアメイク、フォトグラファーの人件費などがかかるため格安価格で行うことは難しい場合が多いでしょう。 格安プランの場合、最低限の内容しか含まれておらず、結局オプションなどをつけられて割高になることがあります。 価格の安さだけを売りにしている会社は、少し注意が必要かもしれません。
衣装の持ち込みが可能か確認する
撮影時の衣装の持ち込みについては、フォトグラファーや依頼した会社に条件を確認しておきましょう。 持ち込みが可能な場合は、自分で好きなドレスを購入したりレンタルしたりできます。 もし、指定の衣装しか着用できない場合は、そのプランのなかに気に入ったデザインがあるかを確認しておいてください。 特に女性にとって衣装は重要なものなので、早い段階でチェックしておく必要があるでしょう。
しっかりプランニングしてフォトウェディングを楽しもう
フォトウェディングは自由度が高い分、自分たちで決めなくてはならないことも多くあります。 「どのような写真を撮りたいのか?」「衣装は何を着るのか?」などのイメージを固めてから依頼したほうが、失敗が少ないです。 フォトウェディングのみでも、結婚記念のよい思い出になることは間違いありません。 お気に入りのロケーションやドレスで、ぜひフォトウェディングを楽しんでみてください。
千葉県でフォトウェディングや結婚式の前撮りをしたい方は、ディアーズ・ピクチャーズへ