ウェディングフォトの撮り方は?ポーズや表情のコツを紹介
「ウェディングフォトを撮ることになったけど写真が苦手…」 「ウェディングフォトのときに綺麗に見える写り方はあるかな?」 このような悩みをお持ちの方は多くいらっしゃいます。 結婚の記念となるウェディングフォトの撮影を成功させるためには、ポーズや表情の作り方を把握しておくことが重要です。 本記事では、被写体(新郎新婦)が写真撮影前にしておく事前準備や、ウェディングフォトにおける注意点を解説しています。 これから結婚式の記念写真を撮影しようとお考えの方に役立つ情報をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
ウェディングフォトの撮り方のコツ
ウェディングフォトは、一生に一度の大切な記念です。 お気に入りの写真を撮影するために、以下のコツをぜひチェックしておきましょう。
【取り方のコツ】
- ポーズと姿勢
- 表情
それぞれのポイントを詳しく解説します。
ポーズと姿勢
ポーズと姿勢は写真の仕上がりに大きな影響を及ぼします。 ちょっとしたポイントを抑えておくことで、出来上がる写真の見栄えが変わるのでぜひコツを覚えておいてください。
姿勢をよくする
写真撮影の際、非常に重要なのは「姿勢」です。 まっすぐ立っているつもりでも、写真に写ると左右に傾いていることがあります。 これは身体のクセによるもので、どちらかの肩が上がっていたり、首がわずかに傾いていたりすることがあるのです。 自分では気づかない傾きは、フォトグラファーの方に細かくチェックしてもらいましょう。 事前の準備として、鏡の前に立ってセルフタイマーで全身を撮影してみるのもおすすめです。 一生残る記念写真ですから、すらっとした佇まいで撮影できるようにしておきましょう。
二の腕を体から離す
全身やバストアップの写真を撮影する際は、二の腕を身体から離しておくことがおすすめです。 二の腕が胴体に近い位置にあると、視線が横に伸びてしまい身体が大きく見える原因になります。 不自然な角度にならないように、さりげなく少し離した位置に腕をもってきてみてください。 このポーズも、セルフタイマーを使って練習しておくとよいでしょう。
斜めから撮影する
フォトグラファーはさまざまな角度から撮影を行いますが、そのなかでも「斜め」からのショットは細く見えやすいです。 身体をひねることで細い部分が強調されるので、真正面のときよりもスラっと見えやすいためです。 あまり斜めすぎると不自然になってしまうので、45℃くらいの角度を意識してみてください。
あごを引く
顔まわりをすっきり見せるためには「あごを引く」ことが重要です。 あごを無理やり首側に寄せるのではなく、首全体をまっすぐさせるイメージを持つと、よい位置をキープしやすいです。 イメージが沸きにくい方は、背中の肩甲骨を背骨側に寄せて、少し胸を張るような体制をしてみてください。 自然と首の位置がまっすぐになり、あごが前に出にくくなります。
小物でコンプレックスを隠す
ウェディングフォトを撮る際には、新郎新婦の好きな小物を使うことが可能です。 代表的な撮影小物は、ブーケ(花束)で、形や大きさは自分の好みのものを選べます。 大きめの花束は、小顔効果が期待できるのでおすすめです。 そのほかに、大きな人形を抱えて撮影すれば気になる体型を隠すこともできます。
表情
ウェディングフォトを活き活きとした表情で撮影するためには、事前の練習が欠かせません。 自分で笑顔を作っているつもりでも、カメラを通してみると真顔に見えてしまうことはよくあります。 満足のいく写真に仕上げるために、コツを知っておきましょう。
得意な顔の角度を知る
よい表情で撮影してもらうためには「自分の得意な角度」を把握しておくことが大切です。 スマホのカメラでも構いませんが、できれば少し離れた位置から胸より上を入れて撮影するとよいでしょう。 いろいろな角度の自分の顔を見て、好きな角度や印象よく見えると感じる角度を探してみてください。
視線を少し上に向ける
表情をよく見せるためには、視線を少し上にもってくることがコツです。 伏し目気味になってしまうと、顔に影ができたり、少し暗い表情に見えたりすることがあります。 顔に光が当たるように、やや上向きを意識してみてください。 また目線をあえてはずして撮影してもらうと、自然な表情が撮れることもあります。 フォトグラファーさんにお願いして、カメラ目線以外のシーンも撮影してもらうとよいでしょう。
笑顔の作り方を練習する
ウェディングフォトの撮影日に備えて、笑顔の練習を行っておくことがおすすめです。 自分では笑っているつもりでも、カメラを通してみると硬い表情になっていることがあります。 鏡の前で笑顔の練習をしておけば、撮影の日にスムーズに明るい表情を作れます。 顔のストレッチやマッサージなどをして、表情が作りやすい状態にしておきましょう。
ウェディングフォトを撮る際に使えるテクニック
ウェディングフォトを撮影する際に使える、おすすめのテクニックを7つ紹介します。
【テクニック】
- アップで撮影する
- 横顔やバックショットを撮影する
- シルエットを撮影する(夕日をバックに逆行で撮るなど)
- 小物だけを撮影する
- 指輪越しに撮影する
- リラックスしている姿を撮影する
- ドレスをハートの形にして撮影する(裾をハート型に広げ、上に寝転んで撮影する)
インターネットで検索すると、いろいろなポーズやシチュエーションのウェディングフォトを見られるので、ぜひチェックしてみてください。
アップで撮影する
ウェディングフォトを撮影する際は、2人のアップの写真をぜひ撮っておきましょう。 ウェディングドレスを見せるために、全身が写る位置から撮影することが多いですが、近くからのショットは表情がよく見えるのでおすすめです。 アップでの撮影は肌質などが気になる方もいらっしゃいますが、レタッチで綺麗に修正することが可能なので心配はいりません。
横顔やバックショットを撮影する
撮影の際は、正面だけでなく横や後ろからのショットも撮ってもらうようにお願いしておきましょう。 横からの撮影は髪型がよく見えますし、後ろ姿はドレスのバックスタイルを記念に残せるので、左右や後ろからのショットも撮影してもらってください。
シルエットを撮影する(夕日をバックに逆行で撮るなど)
シルエットを使った雰囲気のある写真も、人気の撮影方法です。 夕日をバックにしてあえて逆光で撮影することで、絵葉書のようなおしゃれな写真になります。 シルエットの撮影をしたい場合は時間帯に注意しなくてはならないので、あらかじめフォトグラファーさんに相談しておきましょう。
小物だけを撮影する
ウェディングフォトを撮影したあと、フォトアルバム(フォトブック)を作成する方は多くいらっしゃいます。 アルバムに仕立てる際、人物の写真ばかりだと全体のレイアウトが単調になりがちです。 指輪やティアラ、花束などを撮影しておくと記念にもなりますし、アルバムのアクセントにもなるのでおすすめです。
指輪越しに撮影する
おしゃれな写真の撮り方として、指輪越しに2人の表情が見えるショットもよく用いられます。 遠近法を活用して、指輪の奥から顔が見えるように撮影すると少し変わった雰囲気の写真が撮れます。 指輪の代わりに、フレーム(額)を使って、覗いているような写真を撮ることもできるのでぜひチャレンジしてみてください。
リラックスしている姿を撮影する
バッチリ決めた表情だけでなく、オフショットの姿も写真に残しておきましょう。 撮影前のお仕度の様子や、終了後の自然体の表情などがお気に入りの1枚になることもあります。 オフショットの写真は、新郎新婦がお互いに撮影することでより自然な表情をキャッチできます。
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ナチュラルフォトウェディングとは
ドレスをハートの形にして撮影する(裾をハート型に広げ、上に寝転んで撮影する)
かわいい雰囲気が好みの方におすすめなのが、ドレスの裾をデザインする「お座りショット」です。 ふんわりしたタイプのドレスを床に広げて、上から見たときにハートの形になるようにデザインします。 フォトグラファーが脚立などに乗って上方向から撮影すると、ハートに包まれているようなショットが撮れるのです。 「ドレス ハート撮影」で検索すると、参考になる写真が出てくるのでチェックしてみてください。
ウェディングフォトの撮り方における注意点
ウェディングフォトの撮り方における注意点は「無理をしすぎないこと」です。 せっかくのウェディングフォトなのに、いろいろと考えすぎてしまうと撮影を楽しめなくなってしまいます。 自然に嬉しい気持ちを表現できるように、リラックスして臨むことがおすすめです。 またウェディングフォトを依頼する際には、細かい条件やオプションなどをあらかじめ確認しておきましょう。 特に失敗の元になりやすい以下の項目は、忘れずにチェックしておいてください。
【注意点】
- 衣装の注意点
- 撮影中の注意点
- 撮影後の注意点
- 料金の注意点
衣装の注意点
衣装の用意は大きく分けて、依頼先(フォトスタジオや結婚式場)の手配か、自分で持ち込みするかの2パターンです。 依頼先に用意してもらう場合は、その会社が保有している在庫のなかに気に入るドレスがあるかをチェックしておく必要があります。 気に入ったドレスがない場合は持ち込みとなりますが、この場合追加料金がかかることもあるので確認しておきましょう。 また衣装は1着のみなのか、お直しをして撮影してもらえるのかも事前に把握しておくことが重要です。
撮影中の注意点
撮影時は、担当するフォトグラファーさんに好みの雰囲気や撮って欲しいものをはっきりと伝えてください。 新郎新婦の指示があいまいだったり、途中で変わったりしてしまうと、フォトグラファー側も判断が難しくなりよい写真が撮れなくなってしまいます。 一生に一度のことなので、遠慮せずに要望はすべて伝えるようにしましょう。
撮影後の注意点
撮影したデータは加工・修正してから納品されることがほとんどですが、どのレベルまで補正してくれるかはプランによって異なります。 特別な加工が必要な場合は追加料金がかかることがあるので、プラン内容を確認しておいてください。 納品されたデータにもし気になる点があれば、早めに担当者に伝えるようにしましょう。
料金の注意点
もっともトラブルになりやすいのは、費用面の認識の違いです。 例えば以下のような失敗例があげられます。
【失敗例】
- 基本のカット数(枚数)が少なく追加料金がかかった
- 雨天で撮影ができずキャンセル料金がかかった
- ヘアメイクが別料金で割高になった
- アルバムに製本するのが別料金だった
事前に提示されていた内容を把握していないと、後から追加料金を請求されることがあります。 複数の会社でプランを比較する際には、総額費用だけでなく含まれる内容も細かくチェックしましょう。
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ウェディングフォトは事前の情報収集がカギ
自分好みのウェディングフォトを撮影するためには、事前の情報収集が欠かせません。 昨今はSNSに多くのウェディングフォトが投稿されているので、ぜひ参考にしてみてください。 プランや衣装、コンセプトなどを考えるのは少し手間がかかりますが、方向性を決めておかないと「思っていたのと何か違う…」と後悔するかもしれません。 ぜひたくさんの情報を集めて、自分好みのウェディングフォトをイメージしてみてください。 理想のイメージが固まれば、きっとお気に入りのウェディングフォトが撮影できるでしょう。
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